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とある本丸のとある恋物語【刀剣乱舞】

第2章 かわいい【加州清光】


【清光】

俺が塗った爪紅を嬉しそうに眺める主。

「でも…鍛刀どうしよう」

鍛刀をすれば色が剥がれてしまうと、残念そうに手を膝に置いてしまった。

「大丈夫、また俺が塗ってあげる」

何度だってね。

「それに、主は女の子なんだからかわいくしなきゃ駄目!」

俺は主の手を取り、主を見つめた。

「清光?」

「いい?主…主はかわいいんだから毎日かわいくしてね!俺が近侍じゃない時もだよ!」

「わ、わかったよ…なるべく努力します」



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