第7章 主と安定くん【加州清光】
【安定】
目が覚めると主と清光に挟まれて寝ていた。
「何…これ…」
そして僕の胸元で手を重ね合う二人。
「ねえ、清光起きてよ!ねえ、主も!」
「うるさ……や、安定!?」
布団から飛び起きる清光は驚いた表情をしていた。
「ねえ、清光…この部屋どうしたの?それに何で主がここで寝てるの?」
玩具とか、見慣れない木の柵の付いてる布団とかあるし…
昨日記憶は無いに近い。
「昨日、清光がいつもより大きかったような…」
「俺は変わんないよ。安定が小さかったんだよ」
「どういう事?」
「さあ?陸奥守が写真撮ってたから見せて貰えば?」
主、起きてよ…と主を起こす清光。
この後、陸奥守に写真を見せてもらうと、そこには幼い姿の僕が写っていた。