第7章 主と安定くん【加州清光】
【清光】
「ふぁ……っ」
朝になり、布団から起き上がる。
「安定~朝」
安定を起こそうと隣を向けばぺたんこの布団。
「起きてんの?珍しい…」
起きたんなら布団位畳めよな…
自分の布団を畳み、安定の布団に手を掛けた時だった。
「あれ?寝てんの?」
ちょこんと安定の髪が布団から顔を出していた。
「安定~起床時間だよ」
ばさっ!と、俺は布団を引き剥がした。
「え!?」
同時に身体が固まった。
「やす……さ…だ?」
何かおかしくない?
安定小さいんだけど!
俺と同じ位だったのに小さいんだけど!
てか子ども!
「主ぃ~!!」
俺は安定を抱き上げ主の元に走った。