第3章 大好きな人【加州清光】
【長谷部】
「主!まだ終わらないんですか!」
「もう少し…」
「ねえ、長谷部…主に優しくしてよ」
「優しくだと?そもそも加州、お前が帰ってきてから主は以前よりもだらけてしまっているんだぞ!」
「眠い…」
「主!眠ってはいけません!まだ昼前ですよ」
「長谷部、仕方ないよ。主遅くまで起きてたんだから」
「加州…貴様」
「ああ怖い怖い…主、俺は安定と手合わせ行ってくるから、頑張って」
「清光~!」
「大丈夫、主ならすぐ終わるって。それに夜また愛してあげるからね」
「加州~!」
「行ってきま~す」
はぁ…
俺は今日も頭を抱える日々を過ごす。