俺は・僕は妹に恋をした×セーチクダイ・スロラーニュ
第1章 地黙り
おそ松「別に開けてもいいけど…なんか憑いたりしたらお前らのせいだからね!」
「憑くって…幽霊じゃあるまいし……」
おそ松は本の適当なページを汚れた雑巾を持つかのように、指と指で挟んで器用にページをめくった。
…本当にゴミ扱いだな。
まぁ、血生臭いし、ほこり被ってるしね。
ぺらりと、指先が本のページをめくった。
すると、本には意味の分からない文字が記されていた。
「え…なにこれ古代文字?」
一松「そんなに昔じゃないでしょ。だったらこんな綺麗な形で本が残ってるのはおかしいし、ほら…次のページはちゃんと読め……え?」
その瞬間
ぶわっと風が吹いた。