第10章 監察中は【山崎退】
夏希「え、何がですか?」
と言うと、
山崎さんは強い眼差しで私を見た。
山崎「……敵が。だよ。ホラ、早く足止め行こう。」
とだけ言って私の手を引っ張った。
それだけでドキッとしてしまった。
あぁ、そうか。
私は、山崎さんに…
恋、してるんだ。
そう気づいたのが、敵に囲まれ、
運悪く足を斬られ、とどめを刺されそうになったとき、
山崎さんがそれを阻止して、しまいにはその場の全員を倒した時である。
山崎「夏希ちゃん大丈夫!?」
と私を凄く心配してくれた。
自分だって怪我してるのに、
私を心配してくれた
気付いた時には、
夏希「山崎さん……私、山崎さんが好きです。」
と、告白していた。