第7章 恋愛感情【坂田金時】
夏希「…可愛い。」 そう言って微笑んでいると、
金さんがちょっと怒ったような顔をした。
金時「一体俺のどこが可愛いなんだ?理解不能…。」
と言って考え込む。
それさえも可愛く感じて、ますますキュンとする。
勢いで私は、
とんでもない事を言ってしまった。
夏希「…金さん……好き……。」
その瞬間、全ては止まった。
私の思考も金さんの体も。
金時「……スキ?」
金さんが呟いた時、我に返った。
金さんは呆然としている。
やっぱりダメか…と思って、必死に無かったことにした。
夏希「あ、なんでもありませんよ!?違いますから!人として好きな…だけですから…。」
胸がいたくなった。
金さんが「そうか…」と呟いた。
寂しそうに見えたのは私だけだろうか。
そのまま見つめあっていると…。
?「アリ?なにやってんだこんなとこで…」