第3章 遊園地【志村新八】
乗り終わると、
二人はフラフラしていた。
夏希「ふぅぅ~疲れたね!」
新八「そうだね…」
夏希「あ、ベンチ座ろう!」
と言って近くのベンチにすわる。
夏希は、バッグの中に入っているお茶を一本取りだし、
ごくごく飲んでいると、
新八「あ…僕にもちょうだい…」
「ど~ぞ~」と言ってナチュラルに渡して、新八くんが口を付けた瞬間に気付いた。
(ん?これって…)
夏希新八「「間接キス……」」
と呟いて、
目を合わせた二人。 恥ずかしくなって勢いよく目をそらした
夏希「そそそそう言えば、こここの観覧車すっごく大きいんだよね~!」
新八「そそそそうだねっ!のののろうか?」
恥ずかしさをまぎらわすために、
二人は急ぎ足で観覧車へ向かった。
そこには、たくさんの行列ができていて、空いているのは
『カップル専用』
の列だった。