第18章 《裏》白い恋人【白夜叉】
ふと目を開けると、天井が視界一杯に広がった。
見知らぬ場所だった
夏希「ここは…?」
枯れた声で呟く。
ゆっくり起き上がると、
茶髪のもじゃもじゃ頭がこっちを向いた。
?「おぉ~起きたようじゃな」
夏希「…、えと、あなたは…?」
坂本「おっと、自己紹介がまだだったのう。わしは坂本じゃ、よろしゅうのう、あーっはっはっ!」
坂本さん…。
…うるさい人だな。
坂本「そうじゃそうじゃ、金時を呼んでくるぜよ。ちとまっとうせ!」
と返事も聞かずに出てってしまった。
夏希「………安全ではあるみたい…。」
ふぅ、とため息を一つつくと、
白夜叉さんが入ってきた。
白夜叉「…よう、体は大丈夫か?」
と心配そうに聞いてきた。
夏希「はい、おかげさまで。ありがとうごさいました、白夜叉さん。」
白夜叉「んな堅苦しくしなくていいぜ、銀時って呼んでくれ。」
夏希「……銀時さん……。」
白夜叉「まぁ、合格かな。」
夏希「私は…どうすれば…。」
白夜叉「お前は、しばらくここに居たらいいんじゃねぇか」
夏希「えっ…いいんですか。」
白夜叉「あぁ、あいつらも喜ぶぜ。」
……あいつら?
桂「おぉ、女だ、女。人づm……。」
高杉「ククッ、せいぜいあの世に行くんじゃねぇぞ。」
坂本「あーっはっはっは!よろしくなぁ、嬢ちゃんよぉ!」
夏希「あの、嬢ちゃんじゃなくて夏希です。」
そして、攘夷志士との生活が始まった。