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銀魂の短編集!

第17章 お弁当【晴太】


5時間目


今日の算数は簡単だった。
なので暇をもて余していた。
ふと私の机に何かの紙が置いてあり、
その紙を開けると、 『夏希ちゃん!今日の昼飯はありがとね!オイラ楽しかったよ!』

晴太君からだった。横を見ると、
晴太君が私をみてピースサインしていた。


私はすぐさま返事を書いた。


それから、たわいもない話が続いた。


すると突然、
真面目な字で書かれていた文字を見た。

『夏希ちゃんって、好きな人いる?』


それは晴太君だよ。なんて口が裂けても言えないので、


『いるよ。』
とだけ書いた。


すると、
『オイラもいるよ。この部屋の中にいるよ。今もね!』
と返ってきた。

ちょっぴり期待はしたが、
そんな自意識過剰にはなれなかった。


『そっか、私もだよ。この部屋の中にいるの。』


と返事をすると、
晴太君が私の右手を晴太君の左手が包んだ。


晴太「オイラの好きな人はね…、」


晴太君の熱っぽい目で見つめられ、
私は完全に逃げられなくなった。


夏希「う、うん…」

先生「ハイ、今日の授業は終わりでーす。皆さんさようなら。」

と言われた。
晴太君はパッと
私の手を離し、
そのまま「じゃあ、また明日!」
とだけ言って帰ってしまった。
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