第16章 《裏》お前はなめてるな。男ってもんを…【桂小太郎】
司会「さぁ、誰かこのステージに出るカップルは?」
と司会が大きく叫ぶと、
浮気カレカノがステージに出た。
それに続くように
私と銀ちゃんはステージに出た。
司会「さぁ!今からステージに出たカップルは、キスしてもらいまーす!!」
…………はぁ?
夏希「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!?」
と私が叫んでも、
他のカップルはキスを始める。
なんと、神楽ちゃんと新八君までキスしていた。
……まぁ、すぐ喧嘩になったけど。
銀時「さぁ、俺たちもやりますか。」
とグイッと顎を掴まれる。
夏希「ちょ銀ちゃん!私聞いてないってばこんなこと!」
と必死に銀ちゃんの顔を押し返す。
銀時「いいだろ。やるしかねぇんだから。」
と熱っぽい目線。
私は耐えきれなくなって観客席へと視線をそらすと、
観客席の中心に…
白いペンギンみたいな変な生き物と…、長髪の…、私の大好きな人…。
夏希「かァァつらァさァァん!?」
そう、桂さんは、
私と銀ちゃんを見つめていた。
そして、桂さんは私の視線に気付くと、何か言おうとしていた。
だが、それを見る前に銀ちゃんに阻止された。
銀時「準備はいいか?じゃあ行くぞ…」
と私の顔を銀ちゃんの顔に近付ける。
夏希「ちょ…やっ…銀ちゃん、だめっ…か、桂さん…」
私は仕方なく目を閉じると、
唇に柔らかく温かい感触。
そっと目を開けると 、
そこには、
銀ちゃんではなく、桂さんがいた。