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第2章 蕾






すばる「むっちゃ散らかってるわ。その辺座れよ」


『お邪魔します・・・』



あたしは、床にちょこんと座った




すばる「ベッド座ってええで?」


すばるくんは、コーヒーを入れてくれた




『ありがとう』


すばる「押し倒してもええ?」


『いや・・・あたし・・・帰る!!』


すばる「アホか。んなことホンマにするかー」


『だって・・・』


すばる「どうせ親とケンカでもしたんやろ?」


『うん・・・』


すばる「始発で帰れよ?あ、親に連絡入れとけよ。」


『うん。』


すばる「はぁー・・・ツレとナンパでも行こうかー言うててんけどなー」


『ごめん。』


すばる「ええよ。ウソやし」


『すばるくんってようわからんな』


すばる「俺もわからんわ。なんでお前を家に呼んだんか」




すばるくんは、ベッドに寝転んだ



すばる「寝るか?」


『だから!!その・・・』


すばる「警戒し過ぎやで?顔に、S〇Xしませんって書いてるで?」


『違う・・・えっと・・・』



すばる「まぁーええよ。」




しばらく沈黙が続いた



気付いたらすばるくんの寝息が聞こえた




あたしもベッドに顔を伏せた




いつの間にか寝てた





しばらくして目が覚めた



カラダが動けへん





顔を上げたら、すばるくんの顔があった




『ちょーーーーーーー!!うわっ!!』



すばる「起きた?」



『え?何した?』


すばる「え?寝にくそうやったから、ベッドに寝かして気付いたら抱きしめてた」


『もう・・・焦った・・・』


すばる「え?そんなビックリする?」


『だって・・・』




ベッドに腰掛けてたあたしを後ろから


すばるくんは、抱きしめた





すばる「もう帰るん?」


『うん・・・』


すばる「ふーん・・・こっち向いて?」


『え?』




素直にすばるくんの顔を見たら


キスされた




ビックリして目を見開いたままのあたしに


「目、瞑れ」


そう言われて目を瞑った




角度を変えて何回もキスした





あたしの初めてのキス




すばるくんとした







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