第4章 散
もうすぐ卒業式
あたしは、就職も決まって
あとは、卒業式を迎えるだけやった
卒業式の数日前
すばるくんちに行ったら
この前会った、ヨコと村上って呼ばれてる人がおった
村上「おう。久しぶりやな」
ヨコ「まだ、すばるとおってんな」
『まだまだ居てますよ』
すばる「みんなで飯でも行く?」
村上「おう。車出すわ」
みんなであたしの卒業前祝をしてくれた
帰る頃には、ヨコちょ・しんちゃん
そう呼べる仲になってた
村上「ほな、またなー」
ヨコ「仲ようしーやー」
すばる「むっちゃ仲ええわ」
『またねー』
2人と別れて、すばるくんちに行った
他愛もない会話
他愛もない仕草
すばるくんの全てが愛おしい
そう思った
すばる「卒業式、明後日?」
『うん。嬉しいような寂しいような・・・』
すばる「俺、寂しいなー」
『なんで?』
すばる「制服見れんやん」
『ほんまやな!!卒業したらコスプレになるんやで(笑)』
すばる「えー。そんな趣味ないわー」
『ほんまかなー?』
すばる「まぁー卒業式。行くわ。」
『ほんま!?』
すばる「休み取れそうやし」
『大好きーーーー』
あたしは、すばるくんに抱き付いた
その日もすばるくんちに泊まって、翌日の夕方帰った
半同棲
卒業式までの休みは、ほとんどすばるくんちで過ごした
来月からは、同棲
嬉しさと不安と入り混じってた