第4章 「冬」~別れ~
今日は日曜日と言うこともあり、太陽君と病院の近くまで散歩にでかけた。
車椅子を押しながら、私はふと思った。
「な、なんか、すっごい今更だけど、2人きりで散歩なんて、で、デートしてるみたい…!」
意識しただけで、心臓がバクバクと音をたてた。
すると、太陽君が
太陽「お前さっきから、黙ってるけどどうした?」
ひま「ぅえ!?べ、べべべ、別に何でもないし?」
私は、急に太陽君がしゃべりだすもんだから、驚いた。
一旦落ち着こうとして、自分の中で考えを整理し始めた。
「2人っきりの今、告るべきなのかな?でも……、いや、当たって砕けろだ!よしっ!」
私は決心し、太陽君のことを再び呼んだ。
ひま「た、太陽君!!」