第3章 「秋」~すれ違い~
ガラガラー
私は病室のドアを開けた。
ひま「どーも!」
私は早速、太陽を誘おうとベッドの脇にある椅子に座った。
ひま「あ、あのね太陽君!クリスマスなんだけど……」
太陽「あぁ、もうお前来なくていいよ。」
太陽君は窓を見たまま、私の話を遮るようにいった。
ひま「え…?それって、どういう…」
太陽は続けた。
太陽「正直、毎日毎日お前の相手してるの疲れた。頼んでもいないのに毎日来るし、はっきり言ってうざい。」
「うざい」
この言葉が私の胸に突き刺さった。
ひま「な、なんで、そういうこと言うの?」
私は気づいたら泣いていた。
それでも太陽君は見向きもしない。
太陽「……。」
ひま「最低だ…。私、太陽君はそんな人じゃないと思ってたのに…。最低だよっ!!」
私は大声で怒鳴ってから、病室を抜け出した。
太陽君に言われたことが、とてもショックで泣きながら帰った。
私は、どうして…?と言う思いしかなかった。