第2章 「夏」~想い~
瑠璃「分からないかー。でも、太陽君のことは気になってるってことだよね?」
ひま「うん…。」
瑠璃の言うことは本当にあたっていて、まるでエスパーのようだった。
ひま「最初は太陽君が弾くギターが好きで、聴きに行っていたんだけど、
気がついたら太陽君のために頑張りたい!って思ったり、
太陽君の役にたちたいって思うようになってて…。
だから、こんな気持ち初めてだったから、何だろうって、ずっと思ってた。」
私は瑠璃に胸の内をすべて打ち明けた。
胸がモヤモヤしていたのが、少し晴れた気がした。
瑠璃「なるほどね~、太陽君のために頑張りたいか…。ひまらしいね!」
ひま「そうかな…?」
私は少し照れながら答えた。
そして、私は瑠璃に続けて尋ねた。
ひま「ねぇ、瑠璃。私、気づいたら、いつも太陽君のこと考えてる気がするの。これって何でだと思う?」
瑠璃は微笑んでから、私にこう言った。
瑠璃「それは、ひまが太陽君のこと好きだからだよ。」