第2章 「夏」~想い~
もう学校では夏休みに入り、夏一色だ。
そして、今日の夜はいよいよ、クラスのみんなで花火をする日だ。
7時に病院の近くの公園に集合で、私は瑠璃と公園に向かった。
瑠璃「そういえば、太陽君って今日来るの?」
ひま「うん、もちろん!クラスのみんなに会えるの楽しみにしてたし、絶対来るよ!」
瑠璃「そうなんだ!太陽君、みんなに会うのは初めてだもんね。楽しんでくれるといいね!」
ひま「うん!」
そう話していると、公園に着いた。
まだ5分前だったけれと、クラスの半分以上の人が集まっていた。
ひま「あっ、そうだ瑠璃。懐中電灯持ってきてくれた?」
私は思い出すようにして、尋ねた。
瑠璃「あー!忘れてきちゃった…どうしよう…。」
相変わらず、うっかりやの瑠璃。
ひま「そうだと思った笑。私が持ってきたから大丈夫だよ!」
そう言うと、瑠璃は
瑠璃「本当に!?ありがと~!」
ひま「いえいえ!その代わり、今度何かおごってね♪」
と、私が冗談混じりに言うと、瑠璃は。
瑠璃「え!?」
と、びっくりしていた。
ひま「ジョーダンだよ!えへへ~。」
私は笑いながら言うと。
瑠璃「なんだ~、びっくりした。もー、ひまってば、冗談に聞こえないよ~!笑」
ひま「ごめん、ごめん。とりま、今日は花火楽しもう!」
瑠璃「うん!」
クラスのみんなが揃ったところで、あたりも薄暗くなってきた。
そして、花火が始まった。