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【文スト】対黒

第31章 仮面ノ暗殺者


紬の様子が可笑しい。
そんなこと、他の誰よりも早くに気付いていた。

しかし、だ。

『何か』があったことは間違いないが、
その原因の気配が全く見えない………。
それ故に、紬の考えすら読めずにいたのだ。


今、行動を共にしない事は理解できる。


―――太宰の意思を尊重するため。
その選択は紬の一番嫌うことを必要とする
…だから太宰は紬の行動も態度も責められない。


それを抜きにしても矢張り『何か』があるのだ。



考えているところに、今までなかった気配を感じた。



「来たか」


太宰は現れた人間と話すべく待ち構える。



その目的を達した後、
太宰は狙撃による負傷で病院に搬送されたのだった―――。

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