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【文スト】対黒
第25章 今思えばあの頃から
何時もの朝。
「未だもう少し寝れるか」
薄暗い部屋。
必死に目を凝らし時計を確認すると掛蒲団を正す。
そして。
スー……スー……
自分の胸の中で規則正しい寝息を立てている妹の頭を愛おしそうにを撫でる。
あの頃、紬が本当に自分のものになるなどと、想像なんか出来なかったのに――。
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