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【テニスの王子様】千石清純【裏夢】R18

第5章 しちゃう



人見知りで、すぐ壁を作ってしまう彼女。

たまたま1番に壁を乗り越えたのが俺だっただけかもしれない。

でも、俺っていざという時ダメなタイプだったってことは、知りたくなかったな。

心の中で苦笑いすると、彼女が不思議そうに俺を見ていた。

「やめとく?」

そんないまさら!?

「やめないよ」

出来るだけ余裕があるような顔をする。

ちゃんの細い指が頬に触れる。

頬を包み込まれるように上を向かされ、膝立ちの彼女からキスが落ちてくる。

柔らかくて甘い唇。

女の子の唇って、こんな感じなんだ…。

「キス…慣れてるね」

「ええ!?」

「だって、気持ち良いもん。ぼーっとしちゃう」

「いや、実は、初めてなんだけど…」

「ええ!?」

交互に驚いて、なんだか可笑しい。

今度は苦笑いが顔に出てしまう。

「本当に?」

訝しげに俺を見る眼差しが痛い。

「本当に…」

「そんなに女好きなのに!?」

「う…うん」

メンタル攻撃やめて!笑

「ふーん、そうなんだ…」

感情が読めない。でも、少し口元が笑ってるから、機嫌は良い…?

「んぅっ」

また唇がくっついて、深いキスになる。

初めてでも、何故か分かる。きっとちゃんも感じてるだろう、この、不思議な感じ。

受け取り方も、攻め方も、何故か身体が解ってる感じ。

背中にまわしていた手を制服の中に入れて背中をそっと撫でる。

「ひぁっ」

小さく声を上げて背中を反らせる。

可愛い。

どんな魔法か解らない。

すごく可愛く見える。

女の子はみんな可愛いと思ってたけど、ちゃんが特別だと解る。

俺の特別。

またそっと足の間に手を滑らせると、そこはとろとろと愛液が溢れていて、やわらかくて熱かった。

「うっ、んんっ」

甘い声をもう一度キスで塞ぎ、そっと指を挿入れると、ナカは少し震えるような動きをした。

「痛くない?」

「ん…」

ゆっくり指を前後させるとまた蜜が溢れ出る。女の子の身体って、不思議だ。

「……っはぁ、ねぇ…しないの?」

不安そうな顔に心拍数が上がる。なんつー可愛い顔してるんですか、君は。
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