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絶対零度 オリジナル夢小説

第6章 第5話





「 き、今日ちょっと用事がありまして… 」



愛莉は下を向いたまま言葉を返した。




すると井沢の力が強くなった。



「 っ、いたっ…! 」





井沢「 駄目、帰さないよ 」



そう低く返すと井沢は壁に愛莉を押さえつけた。




「 いざわさ、いたっ、いたいです…! 」



愛莉は顔を横に向けたまま井沢に押さえつけられた腕を振り払おうとする。


しかしびくともしない。



井沢「 ねぇ、何でこっち見ないの? 」



井沢は顔を近づけた。




井沢「 最近ずいぶんと避けてくれてるよねぇ 」



そう笑いながら呟くと愛莉の腕を両手で押さえつけていたのを右手だけに持ちかえ、左手で愛莉の顔を自分の方へ向けた。



「 っ、! 」



愛莉は強制的に井沢と目が合った。




目が合った瞬間、井沢はにこりと笑みを浮かべたがすぐに真顔になった。





井沢「 山内くんとの事、まだ聞いてなかったよね 」



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