第5章 第4話
「 山内さんの奢りですよね!? 」
山内「 何回も聞いてくんなよ…ほら、生ビール 」
「 だって後で請求されても困るし…ありがとうございます!! 」
愛莉は山内に誘われ居酒屋に来た。
山内「 じゃあお疲れ 」
「 はい、お疲れ様です 」
愛莉と山内は生ビールで乾杯をした。
山内「 星野、何かあっただろ? 」
「 …え?
あ、すみません!生ビールもう一杯ください 」
山内「 お前…飲むの早すぎだろ!! 」
愛莉はいつの間にか生ビールを飲み干していた。
「 だって喉乾いてたから
…えっと、何かあったって質問してきましたよね?何もないですよ? 」
愛莉は笑いながら運ばれてきた生ビールに口をつけた。
山内「 誤魔化すな、井沢さんと何かあったんだろ 」
山内の一言に愛莉の動きがぴたっと止まった。
「 …山内さん
何も聞かずに今日は飲みに付き合ってください 」
愛莉は山内にそう真顔で言うと再び生ビールをごくごく飲み出した。
山内「 …わかったよ 」
山内は大きなため息をつくと生ビールを飲み干した。
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