第10章 浄夜【R-18】
イリアは
自分の中心から蜜が溢れているのを自覚していた。
もう止めることができない。
すっかり下着も濡れてしまっている感覚がある。
胸の蕾を舐め回していたジルがふと顔を上げると
イリアの物憂げな視線とぶつかった。
「もしかして……もう欲しいのですか?」
イリアの顔色が、みるみるうちに赤くなった。
ジルはスカートをたくし上げ、下着に手を伸ばし動きを止める。
「あ………」
ピクンと震え、イリアは更に顔を紅潮させた。
「イリア……これは」
ジルの深紫の瞳が、妖艶に光った。
「……びちょびちょですね………」
「あっ……ご、ごめんなさい……ジル様……ぁっ」
びっしょり濡れた下着をはぎ取ると
濡れそぼったイリアの中心を、ジルの指がそっと撫で上げた。
「…ああぁぁっっ……や………ああっっ………」
「貴女が……こんなにいやらしいとは……知りませんでした……」
意地悪なジルの言葉が耳元で囁かれたかと思うと
蜜の絡まったジルの指が
優しく繊細な動きで、イリアの紅蕾を撫で攻めた。
「ああっっ、あんっっ、ジル、様……や、やぁぁっ」
涙を浮かべながら啼くイリアの姿を見て
「……イリア」
ジルはイリアの内腿を押し開いた。
「舐めても、よろしいでしょうか」
「ジ、ジル様……それだけは……ぁっ」
イリアの答えも待たず、ジルはイリアの中心に顔をうずめ
赤く膨らんだ蕾にねっとりと舌を這わせた。
「ああぁぁっっ!!」
今まで感じたことのない快楽がイリアの全身を走った。
「ああぁっっ……あぁっ……んぁっ……や、やぁ……」
舌が蕾を優しく舐め上げ
指が中心へ深く攻め込まれる。
「や、だめ……ぁっ…それは……あぁっ」
同時に押し寄せる快楽に
イリアはのぼりつめていった。
「あっ、だめ、あ、あ……あああぁぁっっ!!!」
イリアの身体は大きくしなると、秘部はびくんびくんとけいれんし、蜜がとめどなく溢れだした。
「イッてしまわれたのですね……」
「はぁっ……はぁっ……」
肩で息をするイリアを、愛おしげに見つめる。
「ますます貴女が……愛おしくてたまりません」
ジルはイリアの肩をそっと押し倒した。