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【イケメン王宮】星の導きのままに。

第1章 夜【R-18】 



それだけでイリアの口からは声が漏れ出てしまう。


「……んぁっ……んっ…ぁあっ……」


そして

なんの前触れもなく一気に

最奥まで貫かれる。


「…んあああぁぁっっ……!!」


体中が、シドでいっぱいになっていく。

イリアはそんな感覚で

何度も何度も貫かれた。


「ああっ…んあっ…あっ……ああぁっっ」

貫かれる速度は増すばかりで、そのたびに全身がしびれていく。

「……シドっ…シドぉっ……」

握りしめられたシーツのしわが深くなってゆく。




(……シド…シド……もっと来て…)


好きになってくれなくていいから

本気じゃなくていいから

壊れるまで貫いてほしい…。



「……ちょっ……お前…しめんな…」

シドの苦しげな声が背後から聞こえる。

それでも止まることのないシドの律動に

イリアは再び絶頂を迎えた。



崩れ落ちるイリアの腰を立たせると、シドは再び律動を始めた。


絶頂を迎えた直後だというのに、また蜜がどんどん溢れてくる。



シドは後ろから突きながら、突然イリアの蕾に触れた。

「…ふぁぁっっ!!」

不意のできごとにイリアの身体がびくんと反り返る。

滴り落ちる蜜を絡め取り、中心を突く激しさとは対照的な優しさでそっと撫で上げる。

そこから放たれる快感が全身に広がり一気に登りつめる。

「…ああぁっっ…やぁっ……んぁっっ……」

膝ががくがくと震え、身体を支えるのがやっとだ。


「……なぁ…?」

シドに背後から呼ばれ、イリアは突かれたまま振り返る。

涙で潤む榛色の瞳が、ミッドナイトブルーのシドの瞳を真っ直ぐ見つめる。

汗で頬に張り付いたブルネットの髪を、シドがそっとかき上げて流した。


「……たまんねぇな、この眺め」

言い返す余裕もないほど、イリアの息は上がっていた。

シドはイリアの輪郭を撫でると、満足そうに笑み…

再び激しい律動を始めた。



「………くっ、……イクぞ」


「……はぁっ、あっ、……あああぁぁっっ」


その瞬間、シドの熱くなった白い欲が

イリアの背中に放たれ散った。
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