第1章 夜【R-18】
「……はぁっ…はぁっ……っ」
(シドとは、仕事上の関係だけだから)
そう、情報屋のシドが
星詠み師として街で得た情報を得たいだけだから。
ただそれだけ。
…それがたまたま女だったから
こうなってるだけなんだ…と。
イリアはいつも言い聞かせながら
シドに抱かれていた。
「…っや………シド…っ……」
シドはイリアの二つの頂を交互に舌でつつく。
「…んぁ……だめ……ぇ……」
頂の淵を丁寧に舐めとり、指で優しくはじく。
それだけでもう
シドが本気ではないとか
仕事上の関係だからとか
そんなことはどうでもよくなっていく。
(あぁ…もういい…このままで…)
きっとシドもそう望んでいるはずだから。
シドはイリアの反応を楽しむように舌を使いながら、指は下腹部をなで下ろし茂みの奥へ分け入った。
「…んあっ………や……ぁ……っ!」
「…んだよ、これは」
シドはわざとらしく部屋中に水音を響かせるようにそこをかきまぜた。
「……びしょびしょじゃねぇか…」
「…ああぁっ……!!」
「……もっと啼けよ…っ」
シドは一気に指を奥へ突っ込み激しく動かした。
「…やあぁぁっ……!あ…っ……あぁ……っ」
乱れるイリアの顔をシドはまっすぐ見つめてくる。
その目は少し意地悪な笑みを浮かべながらそらすことなく見据えていた。
射抜くような視線が、余計に全身を甘くしびれさせる。
勢いをゆるめず動かされる指が本数を増し、快感がさらに増していく。
「…あっ…んん……ぁ…っ………あぁっ…!」
最奥の、一番触れてほしい場所を、シドの指は何度も突いてくる。
のぼりつめるのに、そう時間はかからなかった。
「あ、あ、だめ…っ……シド…ぉ………ああぁっ!!」
イリアの身体が弓なりに反った瞬間にシドの指が引き抜かれ、光る雫があたりにこぼれていった。
「…っ……はぁっ……はぁっ………」
乱れた呼吸がなかなかおさまらない。
イリアは飛びそうな意識をなんとかつなぎとめるので精いっぱいだった。