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【イケメン王宮】星の導きのままに。

第4章 回避【R-18】



シドはこのひと月の間

誰とも交わることはなかったのだろうか



それを窺い知ることはできないが

シドの呼吸はいつもよりも余裕なく上がっているように聞こえた。



「……わりぃな、我慢できねぇ」


シドは背後からイリアを抱きかかえ、そのままベッドへうつぶせになるように寝かせた。


すぐさまベルトを外す金属音が聞こえる。


そして

イリアの衣服を脱がせる間も惜しむように
スカートの中の下着だけを無造作に下ろすと


すでに質量が最大限に増したシド自身を
何の前触れもなく一気にあてがい貫いた。


「あああぁぁっっ………!!!」


指で触れられることのないまま蜜を滴らせていたイリアの中心は
一瞬にして射抜かれ


蜜壺は一気に溢れた。


イリアの内腿を伝い落ちる蜜は、汗と混ざって流れてゆく。


「あぁっ……あっ……あっ……」


焦らされることなく与えられた、最も欲する快楽に

イリアは溺れそうになって息もまともに吸えない。


「んあぁっ……シド……シド……」


榛色の瞳からは生理的に流れていく涙が、

そのままシーツを濡らしていく。


ブルネットの髪が乱れ、白いシーツに流れてゆき

その髪の隙間から、紅潮した頬がのぞく。


いつもはおぼろげにしか見えないその姿が

はっきりとシドの目に映る。



ぬれて光るローズピンクの唇からは

快楽に啼く声と、シドを求める声だけが漏れていた。



「……たまんねぇな」


激しく奥まで貫く律動を止めないまま

シドは見下ろしてそうつぶやく。


だが

その声色には

いつもの余裕は感じられなかった。



「…あっ…ぁ……っ……あぁっ…」


イリアの掴むシーツのしわが深くなっていく。

シドはイリアのその手に

そっと自分の手を重ねた。


一瞬、ぴくりと

イリアの手が揺れる。


「……っ…ダメだ…もう……」

「…んぁ……シドっ……」

「……イクぞ…」

シドは覆いかぶさるように

左手はイリアの手に重ね

右手でイリアの胸元を後ろから抱きよせるようにして


律動の速度を速めていった。


「……ああぁぁっっ…イク……シドぉっ……!!」



イリアの中に

シドの熱い欲が大量に放たれた。


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