第3章 嫉妬は甘い蜜の味 次男 嫉妬 媚薬 鏡プレイあり
後日談
あの気絶させられた日
起きて隆也を怒り
体が動かなくて
店を休ませてもらった
その日の夜
トイレを済ましリビングに
行こうとしたら
一階の店から怒鳴り声が聞こえてくる
「お前に言われなくてもわかってるよ!」
「つかいつまでも根に持ってんなよ!
俺に女とられるって
思っていつまでもビクビクしてんじゃねーよ!
ガキじゃねんだからよ?兄貴はバカだよ!」
ガチャンガタン!!!パリーン
「…っ痛…」
「隆也さん!!」
テーブルが倒れ
皿が割れる音が聞こえてきて
これは大変な事になってると思い
急いで行こうとするが
足に力が入らず座り込んでしまう
「くっそー隆也の奴〜」
そしてゆっくり
手と足を使い階段をおりていると
片付け終わり
隆也が上がってくる
「何してるんだ?」
「え?あ…ちょっとね!
あのーソファまで運んでくれない?」
「しょうがないなぁお姫様?」
「姫じゃないから!」
ソファに下ろしてもらう際に
隆也の口元が切れて血が出てる
事に気付く
「隆也?口元切れてない?」
「ん?あーさっきちょっとな」
口元に指を添わせながら言う隆也
「救急箱持ってきて?」
「大丈夫だってこのぐらい」
「ダメ!持って来ないと
禁欲生活1ヶ月増やすよ?」
「わかったよ」
渋々救急箱を
持って来る隆也
ソファの上で向き合い
丸めたコットンにたっぷり消毒液を
染み込ませ
ピンセットで挟み
隆也の口元にポンポンと
軽く押しつける
「痛………」
「ごめん!我慢して」
少し顔をしかめる隆也
「何があったの?
雅也さんの声が聞こえてたけど!」
「ん?ああ…殴られた!」
「だろうねー口開けて?」
素直に口を開ける隆也
「中はそんなに切れてないみたいだね!」
「こっち消毒してくんない?」
切れた舌先を見せながら言う
「なっそんなとこできる訳
ないでしょ?隆也止まらなく
なるじゃん」
「ん?キスしろって言ってないけど?」
ニヤニヤしながら言う隆也
「もぅ!舌なんて消毒液で
消毒出来ないから!」
「だな!」
「でも舌切るってよっぽどだね!」
「ああ!本気で殴られたしな」
「雅也さん怒らせるって何した訳?」
ジト目で見ながら言う