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イケメン戦国【ご先祖様は織田信長】

第13章 秘密


政宗と三成は萩を見かけたという八百屋にやってきた

店主「栗色の瞳と髪の女性ですか?」

政宗「そう、腰までの長い髪で」

三成「雲のようなふわふわの髪のとても可愛らしい女性です」

にこにこと微笑みながら答える

店主「ああ!その方なら毎日お見えになっております」

政宗「何か買っていくのか?」

店主「いつも売れなくなった野菜を引き取っていかれます」

三成「売れなくなった?」

小首を傾げる

店主「はい。今日も引き取りに来られましたよ」

政宗「今日もか・・・仕事中に悪かったな」

三成「お邪魔いたしました」

丁寧にお礼を述べて店を後にした

一足先に皆と別れて萩を見かけた小物売りがいた場所までやってきた家康だが

家康「・・・・・いない」

まだ昼前だというのに朝見かけた小物売りの男はいなかった

(仕方ない聞き込みするか・・・)

家康「すみません」

女性「はい?」

店から出てきた女性に声をかける

家康「朝ここにいた小物売りをしりませんか?」

女性「最近朝の少しの時間しかいないんですよ
多分逢瀬に行くために早く終わってるんだと思うんです!」

急に力説して身を乗り出す女性に一歩後ろに下がる

家康「逢瀬ってなんで?」

女性「はい!栗色のふわふわの髪のとても可愛らしい女性と話をしているのを見たんです!」

(栗色のふわふわの髪・・・・萩で間違いない)

家康「話してただけでしょ」

女性「いいえあれはまるで恋仲のようでした!?
喧嘩してるのかと思えば急に微笑みあったりして
その日からその女性が来たら店じまいして二人で仲良く村はずれの方角に歩いていくようになったんです!?」

(恋仲?何言ってんのこの女、萩は軽い女じゃない)

女性は興奮して話すだけ話してにこやかに去っていく
家康は女性が言っていたことを確かめるために村はずれへと向かって歩いていく

暫く歩いていくと村はずれに到着した、ぽつんと立ついっけんの小屋
その小屋から少し離れた場所に光秀と秀吉の姿があった


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