第12章 宴の誘い
光秀「・・・・・何をしている萩」
光秀の声に反応して振り向く
萩「みつひでさんだ~おかえりなさい」
スタスタと進み謙信の膝から萩を奪い取る
萩「みつひでさんおかえりのキスは?」
光秀「きす?ああ口づけのことか」
瞼にチュッと口づけを落とすとふにゃっと笑う
佐助「謙信様もしかして萩さんにお酒を?」
謙信「飲ませたがそれがどうした?」
佐助「言うの忘れてました萩さんお酒駄目なんです
酔うと近くにいる人に抱き着く・・・・・」
信玄「姫こっちにおいで」
ニコニコ微笑み両手を広げる
謙信「駄目だこっちへ来い萩」
光秀「俺がやすやすと手放すわけが無いだろう」
佐助「取りあえず萩さんこっちへ避難しようか」
萩「さすけくんもおかえり~」
抱きつこうとする萩に素早く細長いものを渡す
信玄「それはなんだ佐助」
佐助「抱き枕と言う物です中身は企業秘密です」
萩「ん~モフモフ~」
ギューッと抱き枕を抱きしめる
光秀「宴には参加しているそれ以上のことを求めるな」
謙信「貴様を呼んだ覚えはない」
光秀「萩直々の指名だ仕方あるまい」
バチバチと火花を飛ばしながら会話をしていると
信玄「姫これを飲んでご覧」
萩「あま~い!これすきですしんげんさま」
信玄「おっ愛の告白かい姫?俺も好きだよ」
幸村「今のは『酒』が好きだって言ったでしょうが!?」
佐助「信玄様都合の良い様に解釈しないでください」
ドンッ、ドスッ
光秀、謙信「「萩に近づくな信玄!!」」
光秀が鉄砲を撃ち、謙信が刀を投げつけていた
佐助「息ぴったりですねお二人とも」
光秀、謙信「「煩い!?」」
謙信「萩、お前は俺と明智どちらがいいのだ?」
萩「やさしいひとがいいな~」
光秀「・・・この乱世では優しさよりも強さが必要だがお前らしいな」
謙信「優しさなど俺は持ち合わせておらぬが萩が望むのであれば優しくてやろう」
佐助「因みにこの二人だとどちらが優しいと萩さんは思うの?」
萩「それは・・・・・」