第2章 序章 ゲームと私と転生と
私はある時までゲームオタクで動物好き。
という点以外はどこにでもいるような平凡な会社員だった。
平日は職場と自宅の往復で、休日に大好きなゲームをするのだけが楽しみだった。
仕事はゲームを買うために頑張っている感じだったかな。
そんな私がひょんなことから現実世界で死んで、大好きなゲームの世界へとモブキャラとして転生した。
これから話すのはそんなお話。
いつものように電車に揺られながら、通退勤の合間に私はゲームをしていたわけだが、
その時は通称乙女ゲーと呼ばれる女性向け恋愛趣味レーションゲームをやっていた。
私自身は恋愛の興味がない。というより3次元の異性に興味がない。
私が乙女ゲーをやる理由としては、
1.まずヒロインが可愛い。普通に可愛い。
2.攻略対象に口説かれて照れてるヒロインが超可愛い。(真顔)
3.キャラ同士の掛け合いが楽しい。
ストーリーは二の次だ。
もちろんストーリーのジャンル的には、私はファンタジーや中世風が好きなのでそっち方面を選んでしまう。
イラストもキレイな方が好みだけど、キャラやストーリーがよければそこまで気にしないかな・・・・・・。
さて、話を戻そう。
ゲームをやりながらたまには前の方とかも見ていたんだけど、やっぱり注意力散漫だったのか。
赤信号の道路を歩いていたらしく、イヤホンをしてゲームをしていたから車のクラクションにも気付かず。
勢いよく撥ねられた私の体が宙を舞ってはじめて、
(あ、コレ死ぬパターンや)
と割と冷静に分析していた。