第6章 パジャマパーティーな管理人
とりあえずパジャマを来たままドアの外で放置出来ないから、涙とヤマトと部屋に招き入れた。
「で、どうして急にパジャマパーティー?」
「昨日テレビで、パジャマを着た女の子がお菓子つまみながらワイワイ話してたの見て、楽しそうだったから」
「なるほど…」
でも涙。
多分パジャマパーティーって、
ふわふわした素材のルームウェアとか着てる女子達がやるやつだと思うんだ。
19歳男性と部屋着がスウェットの女性の2人と猫1匹で果たしてパジャマパーティーとやらが成立するのだろうか。
でも、多分涙の事だから純粋に楽しそうと思ったから誘ってくれたんだろう。
その気持ちは無下には出来ないし…
「よし、涙。ヤマトと3人でパジャマパーティーしよう」
「ほんとに?」
「うん、ほんと」
「やった、こはねありがと」
「いえいえ、とりあえず飲み物とお菓子用意するからヤマトと座ってて」
「うん、わかった」
「にゃあ」
私はキッチンに置いているお菓子の入ったボックスを開けてみる。
…分かってはいたけど、私のお菓子ボックスは酒の肴ばっかりだ。
ビーフジャーキーにあたりめ…そしてチー鱈…
あ、ポテトチップスがある。ビールによく合うのりしお味だけど…!!
確かワイン飲む用に冷蔵庫にチョコも入ってた気が…!!
この二種類あれば酒の肴が混ざっててもなんとかなるでしょ。
あとは、冷蔵庫に入っていたオレンジジュースとコップを2つ持って私はリビングへ戻る。
「お菓子…いっぱいだね…!」
涙はキラキラとした目で机に並べたお菓子を見る。
いや、本当だったらクッキーとかマカロンとかマシュマロとかゆるふわした奴があれば良かったんだけど…
実は酒の肴ばっかりでごめんよ涙。と心のなかで謝っておく。
私は二つのコップの内の一つにオレンジジュース。もう一つにさっき机に置いていたビールを注ぐ。