第6章 パジャマパーティーな管理人
そしてオレンジジュースの入ったコップを涙に手渡した。
「ありがと。こはねはビール飲むの?」
「これはまだ残ってたから。飲み終わったら涙と同じの飲むよ。せっかくのパジャマパーティーだしね」
「そっか。それじゃあこはね、乾杯」
「うん、かんぱーい」
「にゃー」
そして2人+猫でパジャマパーティーを楽しんでいると、時間は22時に差し掛かる。
「涙、そろそろ眠いんじゃない?」
涙は早寝だ。
いつもだいたいこのくらいの時間に就寝しているはず。
「今日はなんだか大丈夫みたい」
涙はもう既に寝てしまったヤマトをなでながら私に返事を返す。
「まじか。パジャマパーティー効果かねえ」
「パジャマパーティーすごい」
「だね。とりあえず私お菓子入れてたお皿キッチンに置いてくるわ」
「うん、いってらっしゃい」
私はキッチンのシンクに使用済みのお皿を置いて、リビングに戻る。
「え」
そこには、ソファでヤマトと一緒に丸まって寝ている涙の姿があった。
「パジャマパーティー効果…一瞬で切れたな」
まさか席を離れた一瞬で寝付くとは…
思わず私はぷっと吹き出してしまった。
そして私は押入から毛布を1枚取り出すと、そっとそれを涙にかけてやる。
「パジャマパーティー楽しかったね、涙。おやすみ」
その後私は1人で晩酌の続きをし、ぐっすり熟睡している涙の頭をなでてから、自身のベッドで就寝をしたのだった。
しかし、私は忘れていた。
涙は早寝だ。
なのにも関わらず、寝起きが超絶悪いことを。
そして次の日の朝。
「あ、もしもし郁!?昨日涙が私の部屋に泊まってて、今起こしてんだけど揺すっても叫んでもこの子全然起きない助けて!!…え?泊めたとか涙に手出してないだろうなって?おいそれ普通女の私が言われるセリフじゃないだろ!!」
「…ん…うるさ…」
「うるさとか言ってないで起きて涙!!私もあんたも今日仕事でしょうがぁああああ!!!」
その後、郁を召喚してなんとか2人がかりで涙を起こす事が出来たのでした。