第5章 管理人は週休2日
そして今現在、私はイライラした手つきで玉ねぎを切っていた。
「どいつもこいつも腹空かしやがってよ!!」
「こはねさーん。お口が悪いですよ~。あんまりイライラしてると手え切っちゃいますよ~」
リビングの方でベッドから降りた新がソファに座りながら私にそう言う。
「誰のせいでイラついてると思ってんの!」
「すんませーん」
こいつは本当に…!!
…はあ、もう怒るのも疲れたわ。
新に関しては、なんでもかんでも本気で返してたらキリがないもんね。
大人になるのよこはね…!!
すると、リビングの方から視線を感じる。
「…なに?新」
「いやー、こはねの部屋着はスウェットにTシャツで一見色気も糞もない格好だが、実は高いものを取る時にちらっと見える腰がエロいなと思って」
「…は?」
「だぼっとしたスウェットとTシャツから覗くきゅっとしまったウエストのギャップ!ナイスです!」
「とりあえず飯食べる前に1発殴らせろ」
どうやらまだまだ大人にはなれませんでした。