第5章 管理人は週休2日
管理人ってさ、なんかもう毎日休みなく仕事してそうなイメージじゃない?
ところがどっこい一応私もツキノ芸能プロダクションの社員として雇ってもらってる身なので、不定休だけど週に2回必ずお休みがもらえます。
そして本日が、待ちに待った休日なのです。
今日は特に予定も無いし、もうこれでもかって程にダラダラして過ごす予定…なんだけど。
「そろそろ私のベッドからどいてもらおうか、新」
私の健やかなる休日を邪魔する奴が1人、何故か私のベッドに寝転がって雑誌を読んでいる。
「悪いが断る。今雑誌の【これであなたもモテモテガール!スウィートガーリーメイク★☆】の特集に目が離せないんだ」
「いやそれ私の雑誌だし、あんたにスウィートガーリーメイクが必要とは思えないんだけど」
「こはねはこのスウィートメイクで合コンと言う名の戦に挑んだのか?」
「…………」
「無言は肯定とみなす……いででて、背中を踏むな踏むな、いやこれ結構本格的に痛てえよこはねさんすいませんでした」
私はベッドの上にのぼり、そのままうつ伏せで寝ころがっている新の背中を踵でぐりぐりと踏む。
そうだよそれに載ってるスウィートメイクで合コン行って惨敗したよ。
その特集されてるページの角が折られてるのに気づいてて、あえて聞いてるあたりタチ悪すぎでしょこいつ。
「で、新は何しに来たの」
「暇だからきた」
「帰れ」
「断る」
「無理」
「俺も無理」
「なんで」
「腹減って動けない」