第5章 管理人は週休2日
「あー痛ってえ…こはねの肩パンえげつないな。中学時代のクラスに1人は居る肩パンが異様に強い男子思い出したわ」
「顔を狙わなかっただけでも感謝して欲しいんですけどね」
「へいへい。有難うございます~。そしていっただっきまーす」
新は私の作った昼ご飯をがつがつと食べはじめた。
さすが欠食児童組…って言ってももう児童とか言える年齢じゃ無くなってきたけど。
私も自身の作った豚のしょうが焼きを頬張る。
うん、うまい。
「こはねってガサツだけど、料理はうまいよな」
「ガサツって余計な一言すぎでしょ。まあ、人に作る時はちゃんと味見て作るからね」
「味、見ない時あんの?」
「ふっつーに自分に作る時とかはかなり適当だよ。出来上がって食べながら薄っ!とか濃っ!とか思ってたりする」
「そーゆーもんなのか」
「凝った料理作ろうと思うと材料費かさむし、洗い物も増えたりするしね。自分の為にそこまで出来ない。夜とか毎回凝っててまじで女子力はんぱねえって思うわ」
「あー…あれは確かにはんぱねえわな」
「葵もたまにケーキとか焼いちゃったりするよね」
「焼く焼く」
「女子である私もケーキなんて作んないよ」
「こはねは一応ツキノ寮で唯一の女子なのに、夜と葵の女子力によって存在が脅かされてるな」
「一応って付けた事ついては今は目を瞑るけど、まじでそれ。私好きな食べ物いかの一夜干しなんだけど。いける?」
「ちなみに合コンの時は?」
「えびとアボカドの生春巻きです☆」
「お分かり頂けただろうか。これが、女の本性なのです」
「いや誰に言ってんの」
「いやキャピってるこはねがあまりにもホラーだったもんで」
「いやお前まじでぶっとばす」
そんなこんなで、結局新は晩御飯も私の部屋で食べていき、帰り際に私のCD置き場に1枚CDを置いて帰っていった。
見てみると、新のソロで出した新しいシングルが一番上に置いてある。
いやCD渡しに来たなら最初からそう言えよとか思ったけど…
まあ、それなりに楽しい休日になったから、許してやるか。