第2章 管理人の1日
そして、私の部屋には夜と駆とたんこぶの出来た新とたんこぶの出来た恋が各自好きなように寛いでいた。
え?なんで駆だけ殴ってないかって?
駆は謝罪の言葉があったし、なにより私を唯一さん付けで呼んでくれる貴重な年下だからだ。
「理不尽な世の中だ…」
たんこぶを作った恋が不満そうに呟く。
それを私はビールを飲みながら華麗にスルー。
すると夜がごそごそと自身が持ってきたカバンを漁る。
「これ、作ってきたティラミス」
大きめの容器に入っているそれは、夜のお手製ティラミス。
もう食べる前から既においしいわ。たまらん。
「きゃー!!ありがとう夜!!」
「喜んでもらえたなら良かった。一応こんな事になりそうな予感がしてたから、大きめサイズにしておいたんだ」
「そんな優しい夜が大好きたから全然いいよ!!!」
「あはは、後は保存がきいてレンジにかけるだけで食べられるおかずも何品か作ってきたから、良かったらこれも食べてね?」
「夜…!!神ですかあなたは…!!」
夜はこうやってたまに自分で作ったご飯のおかずとかを私に差し入れたりしてくれる。
これがまた絶品で絶品で…!
適当になりがちな一人暮らしの独身には本当に神と崇めるレベルで助かっている。
「とりあえずティラミス食おうぜティラミス」
私が感動して涙ちょちょぎれそうな所を邪魔する男。名を卯月新。