第2章 管理人の1日
そして私の部屋には夜と駆とたんこぶのひいてきた恋とたんこぶが二段重ねになった新が夜の作ったティラミスを中心に囲む。
新が「俺…アイドルなんだけど…」と呟いていたが、
これまた私は華麗にスルー。
ティラミスを夜はナイフで切り分け私達に配っていく。
「おいしそうすぎる…!とりあえず食べる前にこのビール空けちゃうわ」
わたしはそう言ってぐいっとビールを飲み干しテーブルに空いた缶を置くと、ふと駆に問いかけられた。
「こはねさん、それ何缶目ですか?」
「ん?4缶目だけど」
「「ぶはっ!!」」
駆の問いかけに答えると、恋と新が吹き出す。
「お前達何がおかしい」
「いや、お前空けすぎ。まだ仕事終わって1時間くらいしかたってないだろ」
新が笑いを堪えるため口元を手で覆いながらそんな事を言う。
「ほっとけ。こんなんじゃ酔わないから安心しろや。ちなみにこの後は焼酎ぶちかます予定」
実際そうするつもりだったので、もうこの際ドン引きさせてやろうと言う気持ちで新にそう言ったのだけれど、何故か駆がキラキラした瞳でこちらを見ていた。
「こはねさんすごい…!俺も20歳になったらこんな風にお酒たくさん飲めるのかな…!!」
「ちょっ…駆!こはねの事は尊敬しなくていーから!」
「そうだぞ駆。俺もこはねと同い年だがここまで飲めない。こいつはバケモノだ」
「お前らまじでぶっとばす」
「はい、今日はもうその話はおしまい!とりあえず時間も時間だし、ティラミス食べよう。はい、いただきます!」
そろそろ主に私VS新・恋で喧嘩になりそうな雰囲気になってきたので、夜が止めてくれた。
さすがツキノ寮のお母さん…
夜に止められては私達も喧嘩は出来ないので、大人しく手を合わせる。
「「「「いただきまーす!」」」」
夜から頂いたティラミスは、それはそれはもう絶品で天に召されるかと思いましたとさ。
桐島こはねの1日、これにて終了。