第6章 こたつで最弱王決定戦
その後、オイラも相葉ちゃんも順調に手持ちのカードを減らしていき、とうとうオイラの手に残ったカードはババを含めて2枚になった。
そうなんだよ…
ババは一度も相葉ちゃんの手に渡ることなく、ずっとオイラの手元に残ったまま。
何度もチャンスはあったのになぁ…
相葉ちゃんのくせに、運がいいったらありゃしない
「これで決まりだね?」
フン…
勝負はまだまだ最後まで分からないよ?
オイラは2枚のカードを、右手と左手に持った。
どうだ!
これなら分かんないでしょ?
「どっちにしようかなぁ? 迷うなぁ?」
相葉ちゃんの手が、右と左のカードを行ったり来たりする。
「よし、こっちだ!」
えっ!
それは…ダメなのに…(๑º口º๑;;)💦
「イェイ! 俺の勝ちィ♪」
そんなぁ…
オイラ頑張ったのになぁ…(๑•́ ₃ •̀๑)
鼻だってさ、ピクピクしないように、細心の注意を払ってきたのになぁ…
相葉ちゃんのばかぁ!
なんで左のカード引かないんだよぉ(>_<)
「さ、大ちゃん、約束したよね?」
うわっ、覚えてたのか.。oஇ
「マジ、で…?」
「うん、超マジで!」
「でも、誰か来たら…」
「そん時はそん時でしょ? さ、早く早く♪」
うぅ~っ…(///﹏///).。oஇ
「分かった。オイラ頑張るもん…」
オイラは覚悟を決めた。