第27章 こたつでメリクリ🎄
ほどなくして、ニノや松潤と一緒に相葉ちゃんが戻って来た…けど、3人の手には想像した以上の荷物が抱えられていて…
「何をそんなに?」
僕か聞くと、松潤が荷物をダイニングテーブルの上に、それほそれは丁寧に一つずつ並べて行く。
「これは〇〇レストランの、クリスマス限定オードブルだろ。それからこれはシェフ〇〇の…」
ってな調子で、次から次へと出てくるオードブルのパックで、小さなダイニングテーブルはあっという間に手狭になってしまう。
「で、こっちか…」
って、え?
「ねぇ、まさかと思うけど、それ…も?」
「そうだけど、何か問題ある?」
いやいや、問題あるかってさ、その量はちょっと問題じゃない?
「そんなに食べきれる…かな?」
そもそも僕は少食な方だし、他のメンバーだってアルコール入ったら、そんなには食べないだろうし…
「残ったら明日の朝飯にすれば良くない?」
確かに、って…え?
「ねぇ、もしかして今日お泊りコース…なの?」
「え、翔さん言ってなかったの?」
松潤に言われて、翔くんがハッとした顔をする。
「悪い、忘れてたわ…」
なんともバツの悪そうな顔をして、翔くんが僕に向かって両手を合わせる。
「…ってことだから、宜しく」
宜しく…って、もぉ…
松潤ってば相変わらずなんだから。
「あのさあ、どうでも良いんだけど、いい加減そこどいてくれません?」
「あ、ごめんごめん…」
松潤が買って来た大量のオードブルに驚いてる場合じゃなかった(笑)
「とりあえず、入るだけ冷蔵庫に入れちゃって?」
…って言っても、僕が用意してた分もあるし、冷蔵庫の容量にも限度あるし…
「入りきらない分は、廊下にでも出しといて」
暖房のかかった部屋に置いとくよりかは、廊下の方がうーんと寒いし。
なんなら、冷蔵庫よりも冷えるかも?