第23章 こたつで釣り?
智side
ふふふ、釣りでオイラが負けるわけないのにね?
和ったら単純なんだから( ´艸`)プップップッ
「よし、んじゃ始めるよ? よ~い、スタート!」
和がセットしたスマホのタイマーを始動させた。
同時にクルクルパクパク始めた小さな魚たち。
オイラはそいつらに向かって、糸で出来た釣り糸を垂らした。
パクン!
パクパクッ!
釣れる釣れる、面白いように釣れるぜ♪
相手はおもちゃだって分かってるけど、こう簡単に釣れると、面白くて仕方ない。
ピピーっ!
タイマーが終了の時を告げた。
何だよ、もっと釣りたかったのになぁ…
「じゃあ、数えてみる?」
和と一緒に釣った魚を一個ずつ数えて行く。
まるで運動会の玉入れみたいだな(笑)
そして結果は…
和10匹。
オイラ、16匹。
見事俺の勝利*(^o^)/*
「か~ず君、オイラの言うこと、な~んでも聞いてくれるよね?」
「な、なんのこと? 分からないなぁ…」
ふふふ、和の奴、オイラに負けた事が相当堪えてんだな?(o´罒`o)
でもそうはいかないぜ?
「約束だかんな? 聞いてもらうぞ?」
目の前で、和が観念したように肩をガクンと落とした。
「で、何を聞けばいいの?」
「う~ん、そうだなぁ…? まずは服、脱いでみよっか」