第21章 こたつで足伸ばして何が悪い?
「う~ん、どこだったかなぁ…? 忘れた」
あっ、そうですか…(^_^;)
どこで飲んだかも忘れちゃうくらい、飲んだ、ってことですか…
「つかさぁ、待っててくれても良くないですか? こっちはずっと待ってたんですけど?」
よっぽど腹が減っていたのか、用意しといた摘まみ、もう殆ど残ってないし…(-_-)💨
なのにさ、全然悪びれる様子もなく、俺の手からビールを取り上げる。
「ちょ、もう飲み過ぎだって…」
「だ~いいじょぶだいじょぶ♪ ほら、二日酔いには”迎え酒”って言うだろ?」
って、それ意味違ってるしね(^_^;)
「んじゃ、それ一本だけですよ? それ以上は駄目ですからね?」
俺は冷蔵庫からもう一本ビールを取り出すと、それを手にこたつに潜り込んだ。
「で、誰と飲んでたんです?」
「うん? 最初は潤と飲んでたんだけど、その後潤の友達ってのが集まってきて…。でも、気付きたら潤がいなくて、それからは全然知らない人と飲んで…。その後は…」
なるほどね…
潤の奴が、どうせ酔っ払った翔ちゃんに付き合いきれず、放置プレイかました、ってとこか…(-_-)💨
「で、でも、だからって、なんで俺ん家なわけ?」
そうだ、そもそも真っ直ぐ家に帰りゃいいもんを、なんでまた?