第19章 こたつでチョコちゅくるの♪
「さ、出来た。後は冷蔵庫で冷やして、固まったら完成ね(・ω<)-☆」
トレーに乗せたチョコを、母ちゃんが冷蔵庫に入れる。
「ね、母ちゃん、なんふんくらい?」
僕は母ちゃんのエプロンを引っ張った。
「そうねぇ、30分もあれば大丈夫かな? さ、片付けましょうね」
母ちゃんがこたつの上のお鍋やボールを片付け始める。
あれ‥σ(๑• . •๑)?
でも、まだボールの中にチョコ残ってるよ?
「母ちゃん、僕も作りた~いィ」
「えっ、サトシが? 誰に上げるの? 男の子がチョコ上げるのって、変じゃな~い?」
えっ…、ダメなの?
男の子は、チョコあげちゃダメなの?
「分かったわよ、ほらほら、お姉ちゃんも意地悪言わないの。で、誰にあげるの?」
「そ、それは…、しょの…しょ…くん…に…(〃ω〃)」
だって好きな子に上げるんでしょ?
だったら僕の好きなのは…(〃ω〃)
「翔君に上げたいの?」
「うん! ショウくんに上げたいの。…ダメ?」
姉ちゃんが”ウゲッ”って言ったけど、僕はショウくんがだ~い好きなんだもん!
だから、チョコ上げて、”うれし”言って貰いたいんだもん。σ(//ω//)テヘ
「…母ちゃん?」
「いいわよ? でもね、もうカップもないし、チョコも少ししかないから…あっ、そうだ。ちょっと待ってて?」
キッチンへ行った母ちゃんが、棚をアチコチパタンパタンして何かを探してる。
母ちゃん、何するつもりなんだろう‥σ(๑• . •๑)?