第10章 こたつでクリスマスプゼレント
「パパ〜! パパ、パパ、パパ、パパ〜!」
保育園も休みということもあって、いつもより遅めに起きた和の第一声は、「おはよ」でもなんでもなく、「パパ」の連呼だった。
理由はね、分かってんだけどね?(o´艸`)
「なに、どうしたの? 朝から大きな声出して」
「あのね、あのね、これ見て!」
寝癖頭にパジャマ姿のままリビングに飛び込んで来た和の手には、大きな…和の身長と変わらないくらいの緑の袋。
「えっ、それどうしたの?」
いや、分かってるけどね?
分かってるけど、それを敢えてきいてやるのも、親の仕事じゃない?
「あのね、置いてあったの!」
「どこに?」
「えっと、だから、僕の頭の上に!」
ああ、枕元ってことね?(;^_^A
「きっと、サンタさんからのプゼレントだよ!」
「そっかあ、よかったジャン、和(*^^*)」
「うん! ねぇ、開けてもいい?」
「いいよ? 開けてごらん?」
早速こたつの上で袋を開ける和。
「うわぁっ(๑°ㅁ°๑)‼」
「何が入ってたの?」
いや、だから分かってるよ?
でもね、一応ね(・ω<)-☆