第8章 こたつでプゼレント製作中
普段に無くきつく言ったのに驚いたのか、カズの目が少しだけ潤んで見える。
悔しそうに唇を噛みしめ、鼻を一つ啜ると、今度は黙々と床に散らばったおもちゃを、一つずつ箱の中に仕舞って行った。
う~ん…
あの顔は、見るからに納得してない顔だよね?
でもここは俺も心を鬼にして、グッと…
やっぱ無理ぃ…(>_<)
「ほら、パパも手伝ってあげるから」
ついつい手を出してしまう、ダメな親代表ですσ(//ω//)テヘ
足の踏み場もない程散らかっていたリビングも、二人で手分けして片付け始めたら、あっという間に綺麗になった。
「さ、ご飯にするから、カズは手洗っといで?」
「はぁい」
まだ俺に𠮟られたことを引き摺っているのか、カズにいつもみたいな元気はない。
まぁ、それも仕方ないよね?
いつもいつも甘い顏ばっかしてられないからさ…
すっかり冷めてしまった鍋に火を入れ直していると、手を洗い終えたカズがキッチンに入って来た。
「どうした? 危ないから、アッチで待ってな?」
鍋の蓋と菜箸を持っているせいで手が塞がっていた俺は、こたつに向かって顎をしゃくって見せた。
「違うの…」
ん?
何が?
「僕、テーブルふきふきするの」
あぁ、なるほど!
お手伝いしてくれる、ってことね(o^^o)♪