第7章 こたつでデリバリー
和也side
忘れてた…(;^_^A
すっかり、こってり、ぽっかり…忘れてたよ、出前頼んでたこと…
なのにさ、服、全部洗濯機の中だよ…(>_<)
下着すら、残ってないし
どうするよ…って、悩んでる暇はないか…
私は仕方なく…ほんっとに仕方なく、裸のまま玄関へと向かった。
「はいはい…」
「ご注文のお蕎麦をお届けに…」
ん?
いつもの人と声、違う?
ひょっとして新人さんか?
私はドアをそっと開け、隙間から顔だけを外に出した。
立っていたのは、真っ白なシャツに、真っ白なズボン、真っ白な前掛け…に、足元は下駄?のドキッとする程のイケメン。
「あのさ、悪いんだけど、そこ置いといてくれる?」
こんな姿を、このイケメンの前に晒すわけにはいかない。
それなのにこのイケメンってばさ…ε-(´-`*)
「それは出来ません」
だって…
しかもだよ?
「お宅までキチンとお届けするのが、俺の使命なんで」
と、きたもんだ。
使命だか何だか知らないけどさぁ、マジで困るんだよねε-(´-`*)
寒いしさ
って、えぇっ⁉
イケメンの手がドアにかかり、グイッっと引っ張られると、私の身体は当然だが外へ引きずり出され…
いやいや、まずいってばΣ(⊙ω⊙)
私、真っ裸ですよ?