第7章 こたつでデリバリー
和也side
たまの休日…
外は空気は冷たいが、天気は晴れ。
こんな日はドライブでも…と言いたいところだけど、生憎私にはそんな趣味はない。
ではどう過ごすのか、って?
決まってるでしょ?
こんな休日は、こたつに潜ってゲーム三昧さ。
勿体ないって?
いやいや、それは所謂”価値観の違い”ってやつでしょ?
私にとっては、このゲームをしている時間が、”有意義”そのものなんです。
おっと、無駄話はこれくらいにして、そろそろゲームでも始めますかね
さて、と…
「どれから始めるかな…。コッチにするか? いや、やっぱりこれだな」
テーブルの上に並べた数台のゲーム機の中から、一台のポータブルゲーム機を手に取った。
あっっと、いけない、洗濯がまだだった…
手にしたゲーム機をテーブルの上に戻し、バスルームに向かう。
普段なかなか洗濯をする時間がないから、一週間に一度の纏め洗いだ。
「せっかくだから、ついでにコレも洗ってしまおう」
私は着ていたモノを全て脱ぎ捨てると、それを洗濯機に放り込んだ。
いささか許容量オーバー気味な気もしないでもないが、それも”愛嬌”といったところだろうか
勿論愛用の洗剤は、”挑戦状”で人気のアレだ。