第4章 出会い【ユウ】
神田「バカヤロー!!」
どがっ!!
恵土「どわっ!!;」
どっぼぉ~ん!!!
いきなり頬にキスをしてきたから
怒りながら、蓮の池に蹴飛ばしてやると
ぶくぶくぶく
ざばあっ!!
恵土「何すんの!!;」
神田「勘違いされるって解んねえのかこのバカ!!;」
恵土「何言ってんの!!;
頬にキスするのは、愛情表現かつ挨拶の時だけでしょ!!?;
おはようとおやすみの!;」
神田「あほか!!!;」
恵土「むっ)お前も濡れろおお!!」
ぐいっ!
神田「なっ!」
どっぼぉ~ん!!!
ごぼごぼ
ざばあっ!!
神田「ぶはっ。何しやがんだ!!」
恵土「よし!これでよだれも気にならない!
一件落着!^^」
神田「どこがだ!!・・」ばっしゃあん!!
ぼたぼた
恵土「…
かけ返しー!!!」
どっばあん!!
神田「下らない事ばっかしてくんじゃねえ!!」
恵土「何を言うか!!
下らない事をするのが私の存在意義だ!!b(キラーン」
神田「どんな存在意義だ!!・・」
ぎゃーぎゃー!!
蓮池の中で水かけ合い、溺れさせ合いに発展した。
終いには、バカみたいに…
兄弟みたいに、喧嘩し合いながら
水をバシャバシャかけあいまくっていた。
フロワ「…うん、いい絵が書けた^^」
たまたまその場に居合わせた(当時、俺たちを待っていたらしい)
ティエドール元帥が絵を描いていたことを知ったのは…
本部に行って、本格的に滞在するようになってからだった。
こいつは、『あの人』と違う。
違って当たり前だ。
人なんてのは…
簡単に決められるようなものじゃないと
こいつが、身を張って教えてくれた。
少しだけ…
こいつを見習おうと思えたのは、『ここだけの話』。
なぜかというと…
恵土「この子男?女?」ユウの肩に手を置きながら尋ねる
ジジ「へ?;」
神田「あほなこと聞いてんじゃねえ!!・・//」激怒
すぐ幻滅するからだ。