第19章 お引っ越し
アレン「へー。
とても楽しかったんですね」微笑
リナリー「ええ。
毎日、飽きなかったわ^^」
ラビ「他には?
もっと面白いことはなかったんさ?」興味津々
リナリー「んー。
恵土ちゃんを神田が蓮池に叩き落したり
それで神田が蓮池に引きずり込まれて、水をかけ合ってたのを見て…
小さい頃も、それを見ながら楽しそうに笑ってたわね^^
カルタの時でも、わんこそば対決の時も
いつでも楽しかった。
一緒に居るだけで…
何でも楽しめたのよ。本当に」微笑
神田「何で俺まで巻き込まれなきゃいけねえんだ」ぼそっ
リナリー「楽しそうだったじゃない^^」
神田「楽しくねえ」
リナリー「…(くす)
そうやって、事あるごとに突っぱねてはいるけれど…
とても楽しかった(微笑&しみじみ)
あの時の恵土ちゃんのいたずらにも笑ったわね^^」くすくす
ラビ「え?」
アレン「どんないたずらなんですか?」
リナリー「くすくす。それがね…^^」
そうして話し出したのは、5年前の話。
そんなたわいのない話をする中
病室内の空気は、ほのぼのとしたものに変わっていて
舌打ちしていた神田を除いて、三人はさも楽しそうに笑っていた。
そこに寝ている恵土もまた、
その話と空気に流れる感情を感じてか、笑みを浮かべて…