第19章 お引っ越し
婦長〇
恵土
円状にある道の上…
婦長に出会う度に
何度も同じ道を右回転したり左回転していたことに
必死に逃げようとするあまり、気付いていなかった。
神田「こっちだ来い!」ぐいっ!
恵土「へ?ユウ?」
そうして引っ張られていくと…
談話室に辿り着いた。
そこには無論…
ラビやアレンやリナリーまでいたわけで;
恵土『い…
今更嘘だったなんて言えるわけない!!;』
っていうか、ユウにされたし!
まあ、あれがファーストじゃなかったけども!!;
最初は…
最初にやったのは……
アレン「いい加減観念して教えてください!
相手は誰なんですか!?」
神田「男だったらただじゃ済まさねえ!!」
ラビ「ははっ;
無理にとは言わねえけど教えてくんね?;」
恵土「ジョンギーンスキーなんだよおおおおおお!!!;」
『ジョンギーンスキー?』
恵土「日本人街で飼われていた犬
あの時、犬が可愛過ぎてついキスしちゃったんだよおおお;」
神田「あの犬雄だったのか;」
リナリー「確かアジア支部の人に預けたっきりだったわね」
恵土「幼い時に唇を奪われた」
『人じゃないじゃん!!;』
ラビ「あ~;焦って損した」
アレン「でも何でそんな名前なんですか?」きょとん
恵土「あの犬銀が好きなんだよ!」
『ぶふー!!!!』
アレン「そんなことで!?;」
ラビ「じゃあ何で必死こいて逃げまくってたんさ!!??;」
恵土「だってばらしたくなかったんだもん!!!;
ばれたくないじゃん、そういうこと!!・・;(半泣」
リナリー「あ、でも…」
『でも?』
リナリー「6年前、恵土元帥が酔った時
ティエドール元帥にキスしてたわね^^」
重大な事実に、私の意識は吹っ飛んだ。