第3章 出会い【元帥】
もともと霊感体質なのは母親譲りで
クロス「ポルターガイストとか起こすなよ!
迷惑なんだよ、あれ」
恵土「起こしたくて起こしてるんじゃないやい!!
幽霊が怒ってんだ!!」ぷんぷん
なんてなこともあったわけだが
それを利用して憑依させて、死後の人と口をきかせるということをしている。
まあ、それで幾分か哀しみが和らいで
アクマ製造のきっかけが減れば、助けになればと始めたのだが…
お金を次々に押し付けられ
それを全てクロスが奪って、大盤振る舞い酒を飲みあさっていた。
好きなもんなんて、買えた試しがなかった。
母曰く、『お金に群がるハイエナ』…
まさに、その通りの人だった。
いいとこは
「ごくまれに」、あるっちゃあるのだが…;
フロワ「じとー)…」
クロス「んだよ、悪かったって;」
クロスはただただ謝るしかない;
フロワ「半年、ねえ」
クロス「だからしつけえ!!;」
ぎゃいぎゃいと言い合う中
私は…
私よりも数倍でかい人に目を取られていた。
恵土「はわー…」
「…ん?」
フロワ「ああ、紹介がまだだったね。
彼はマリだ。よろしく」
恵土「あ、恵土です。
よろしくお願いします(ぺこ」
マリ「ああ、よろしく(微笑&ぺこ」
それから2年…
私は元帥になるまで
ティエドール元帥と一緒に、各地を転々と過ごすことになった。
その末…
私は、年の近い子供と出会うことになった。
そこは
アジア支部、第六研究所だった場所だった…